A1-1

ドイツ語 A1-1【Nr.11】名詞の複数形いろいろ

★このカテゴリーでは私が語学学校で受けた授業の内容を順番通りにまとめたものをご紹介していきます。これから語学学校で勉強される方が、大まかな流れを知っておけば授業が受けやすいかなと思って作りました。ご参考になれば幸いです。

★ドイツ語が読めない方向けにフリガナを振っていますが、正確な発音とは多少異なります。フリガナは参考程度にご覧ください。

ドイツ語の複数形=Plural(Pl.)

今日はドイツ語の複数形について書いていきたいと思います。

日本語とドイツ語では複数形の表現方法が異なり最初は??がいっぱいでしたが、段々と慣れてきます。名詞の単語を覚える際に複数形も合わせて覚えられると良いかもしれません(^^)

モノの複数形

日本語の場合、モノの数が増えてもそのものの名称に変化はありませんよね(例えばリンゴは1つでも6つでもリンゴと言う)

しかしドイツ語の場合はモノの数が増える(複数になる)と名称が変わります。

例:私はリンゴを食べる
Ich esse einen Apfel.
 (イヒ エッセ アイネン アプフェル)

例:私はリンゴを2つ食べる
Ich esse zwei Äpfel.
 (イヒ エッセ ツヴァイ プフェル)

このようにリンゴが複数になるとリンゴと言う名詞自体が変化します。

そしてこの複数変化にはいくつかパターンが存在します。

複数形の変化パターンその1

◎変化語尾は全部で5パターン

①-e型
例:das Jahr (年) → die Jahre
  der Tag (日) → die Tage

②-er型
例:das Kind (子ども) → die Kinder
  das Ei (たまご) → die Eier

③-en型
例:der Mensch (人) → die Menschen
単数の形が元々-eで終わる単語は-nを付けるだけです
(例:die Stunde(時間) → die Stunden)

④-s型
例:das Auto (車) → die Autos
  
die Kamera (カメラ) → die Kameras

⑤変化なし
例:der Kilometer (Km) → die Kilometer
  das Zimmer (部屋) → die Zimmer

複数形の変化パターンその2・ウムラウト(a・o・u)

その1で書いた変化パターンに加え、ウムラウトが付く単語があります。

これがまた複数変化をややこしくしていると思うのですが覚えていくしかありません(ーー;)

 

③-en型・④-s型の複数形はウムラウトは付かない

まず③-en、④-sの複数形ではウムラウトが付くことはないので変化パターンその2にはあてはまりません

問題は①-e、②-er、⑤変化なしの場合の複数形です。

 

①-e型ウムラウト

①-e型の複数変化語尾の場合、a・o・uと言う母音であってもウムラウトが付く単語と付かない単語があります。

新しい単語が出てくるたびに地道に覚えて行きましょう。

例:ウムラウトが付かない単語
・das Jahr → die Jahre

・der Tag → die Tage

例:ウムラウトが付く単語
・der Arzt (医者)→ die  Ärzte

・die Stadt (街) → die Städte

 

②-er型ウムラウト

②-er型ではa・o・uの母音はウムラウトに変化します。それ以外はパターン1の通り-erを付けるだけです。

例:変化パターン1の場合(a・o・u母音以外の単語)
・das Kind → die Kinder

・das Ei → die Eier

例:a・o・u母音でウムラウト変化がある単語
・das Land (国)→ die Länder

・das Buch (本)→ die Bücher

・das Haus (家)→ die Häuser(ホイザー äu=オイ)

 

⑤変化なしウムラウト

⑤変化なしの単語では①-e型と同じようにa・o・uと言う母音であってもウムラウトが付く単語と付かない単語があります。

例:ウムラウトが付かない単語
・der Onkel (おじ)→ die Onkel

・der Teller (皿)→ die Teller

例:ウムラウトが付く単語
・der Vater (父)→ die Väter

・der Bruder (兄弟)→ die Brüder

・die Mutter (母)→ die Mütter

最初の例文で出てくるder Apfel → die Äpfelもこのパターンです(^^)

例外的な変化の形

数はそんなに多くないと思いますが、変化パターン1,2どちらにも当てはまらず、全く異なる変化をする例外的な単語もあります。

例:
・das Museum (博物館)→ die Museen

・das Thema (テーマ)→ die Themen

・die Firma (会社)→ die Firmen

・die Sekretärin (女性の秘書)→ die Sekretärinnen

複数形しか存在しない単語

ドイツ語の単語の中には単数がなく、複数でしか使えない単語もいくつか存在します。

例:
die Eltern (両親)

die Leute (人々)

両親は常に2人を指しますし、人々もすでに複数の人を指しているので単数になることはできません。

今回のまとめ

・単数形と複数形では名詞の形が変化する

・複数形の変化は5パターン

・5パターンの内3パターンはウムラウト変化がある場合もある

・複数形には例外的な変化をする単語もある

・複数形のみの単語もある

・単語を覚える際は複数形も一緒に覚えるようにすると良い

 

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ABOUT ME
keroko
夫の海外赴任により2015年4月~2019年4月、南ドイツ・ミュンヘンで暮らしていました。 ミュンヘン生活のあれこれ、ドイツ語、ヨーロッパ旅行など滞在中に経験したことを書き溜めたブログです。
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A1からB1までの文法がわかりやすく説明されていて、
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文法を理解するにはとてもわかりやすい本ですが、
学校で先生に確認したら練習問題の数ヶ所、答えの間違いがありました。

わたしが購入したのは2014年ですので、現在はすでに訂正されていると思いますが、一応お知らせしておきます。