★このカテゴリーでは私が語学学校で受けた授業の内容を順番通りにまとめたものをご紹介していきます。これから語学学校で勉強される方が、大まかな流れを知っておけば授業が受けやすいかなと思って作りました。ご参考になれば幸いです。
★ドイツ語が読めない方向けにフリガナを振っていますが、正確な発音とは多少異なります。フリガナは参考程度にご覧ください。
話法の助動詞:Modalverben
以前A1-1 Nr.18で話法の助動詞を3つご紹介しました。
今回はさらに2つの話法の助動詞について書いていきたいと思います。
話法の助動詞のルールをおさらい
・話法の助動詞の文法は話法の助動詞+動詞の原形(Infinitiv)
・話法の助動詞は文の2番目、動詞の原形は文の最後に置く
このルールはどんなに長い文章になっても変わりません。
dürfen/sollenの人称変化
dürfen | sollen | |
ich | darf | soll |
du | darfst | sollst |
er/sie/es | darf | soll |
wir | dürfen | sollen |
ihr | dürft | sollt |
Sie/sie | dürfen | sollen |
変化のルールは以前のmüssenやwollenと同じです。
dürfen:~しても良い(許可)
(ダーフ イヒ ダス フェンスター アウフマッハン?)
=窓を開けても良いですか?
(ドゥ ダーフスト ニヒト シュラフェン)
=君は寝たらダメだ。
(ヒアー ドゥーフェン ヌア ベボーナー パーケン)
=ここは住人のみ駐車できる(駐車を許可されている)
dürfen=許可されている(Erlaubnis)
nicht dürfen=禁止されている(Verbot)
sollen
sollenは日本語ではなかなか理解しにくい表現で意味もたくさんありますが、主に下記3つの意味を持ちます。
①(第三者から)~するように求められる、~するように言われる
(イヒ ゾル ホイテ イム ベッド ブライベン)
=私は今日は(医者から)ベットで休むように言われている
(イヒ ゾル レアガー ヴェアデン)
=私は(両親から)先生になれと言われている
これら例文のsollenは「他人がこう言っている」と表現するときに使いますので、自分の意見は含まれません。
=私は(両親から)先生になれと言われているけれど、本当は政治家になりたいんだ
このようにsollenは第三者の意見を述べるときに使われます。
②~するべき
(ドゥー ゾルスト ニヒト ルーゲン)
=嘘をついてはいけない(嘘をつくべきではない)
(イヤー ゾルト メアー ドイチ シュプレヒェン)
=君たちはもっとドイツ語を話すべきだ
道義的・常識的に「~するべき」という意味や、助言として「~するべき」の意味があります。
③(疑問形で)~しましょうか?
(ダーフ イヒ ダス フェンスター アウフマッハン?)
=窓を開けましょうか?
(ゾル イヒ イーネン アイネン カフィー マッハン?)
=コーヒーをいれましょうか?
相手に対して「~しようか?」と質問する時にこのような使い方をします。
「どうしたら良いのだろう?」はWas soll ich machen?と言います。
私はよくこの言葉を使っていたのですが、タンデムパートナー曰く、この表現は他人に対して使うというよりも自分で自分に問いかける時に使うのだそうです。
まとめ
・話法の助動詞の文法は話法の助動詞+動詞の原形(Infinitiv)
・話法の助動詞は文の2番目、動詞の原形は文の最後に置く
・dürfen=許可されている(Erlaubnis)
・nicht dürfen=禁止されている(Verbot)
・sollenは様々な意味がある
語学学校に通いだして、複数の先生におススメされたテキストです。
このテキストをプリントして授業で使う先生も何人かいました。
A1からB1までの文法がわかりやすく説明されていて、
練習問題もあるので文法学習に最適です。