★このカテゴリーでは私が語学学校で受けた授業の内容を順番通りにまとめたものをご紹介していきます。これから語学学校で勉強される方が、大まかな流れを知っておけば授業が受けやすいかなと思って作りました。ご参考になれば幸いです。
話法の助動詞をおさらい
話法の助動詞はNr.18とNr.31ですでに登場しています。
・können=~できる
・wollen=~したい/~つもり
・dürfen=~しても良い
・sollen=~すべき
・müssen=~しなければいけない
・mögen※=~を好む
※mögenは教科書には出てきませんが、授業では一緒に習ったので紹介しておきます。
この後も特にこの単語を取り上げて習うことはありませんが、「Ich mag Bier.=私はビールが好きです」というように現在形ではよく使われる単語です。
この他「möchten=~したい」という表現もありますが、過去形の場合は「wollen」の過去形を使い「~したかった」という文にします。
話法の助動詞の過去形
今回はこの話法の助動詞の過去形(Präteritum)がテーマです。
また変化表が出てきて覚えないと・・・(-_-;)となりそうですが、変化のルールさえ覚えておけばすべて暗記しなくても大丈夫です♪
話法の助動詞、過去形の変化ルール
1、語幹は変化せずウムラウトをなくすだけ
2、語尾変化はte+動詞の変化語尾
実際に「können」を使って変化表を作ってみます。
ルール1の通り語幹をそのまま、ウムラウトを除くと過去形の語幹は「konn」になります。これにルール2のte+語尾変化を付けると下記の表の通りになります。
können | ||
現在形 (Präsens) |
過去形 (Präteritum) |
|
ich | kann | konnte |
du | kannst | konntest |
er/sie/es | kann | konnte |
wir | können | konnten |
ihr | könnt | konntet |
Sie/sie | können | konnten |
この変化は話法の助動詞すべてに当てはまりますので、それぞれ語幹を入れ替えるだけで過去形が完成します。
・können=konn
・wollen=woll
・dürfen=durf
・sollen=soll
・müssen=muss
・mögen=moch※
※mögenの語幹は他とルールが違い「moch」となります。
mögenの過去形はB1まで学習した中で登場した記憶がないほど稀な変化ですので、参考程度に見ておくだけで良いと思います。
話法の助動詞、過去形の使い方
現在形、過去形それぞれの話法の助動詞を使って例文を挙げたいと思います。
können
=彼女はピアノが弾ける
=彼女はピアノが弾けた
wollen
=私たちは日本へ行きたい
=私たちは日本へ行きたかった
「möchten=~したい」という表現は過去形の場合、「wollen」の過去形を使い「~したかった」という文にします。
=私は映画館へ行きたい
=私は映画館へ行きたかった
dürfen
=ここは喫煙可です
=ここは喫煙可だった
sollen
=彼は毎日薬を飲むように(医者から)言われている
=彼は毎日薬を飲むように(医者から)言われていた
müssen
=彼らは家にいなければならない
=彼らは家にいなければならなかった
まとめ
・話法の助動詞、過去形のルールは2つ
1、語幹は変化せずウムラウトをなくすだけ
2、語尾変化はte+動詞の変化語尾
・mögenの過去形は変化が異なるが、参考程度に見ておくだけで良い
語学学校に通いだして、複数の先生におススメされたテキストです。
このテキストをプリントして授業で使う先生も何人かいました。
A1からB1までの文法がわかりやすく説明されていて、
練習問題もあるので文法学習に最適です。