今日は使えるドイツ語【レストラン編】をご紹介したいと思います。
未だに私も「?」なことがたくさんの外食シーンですが、大体の流れが分かっていると大分気が楽だと思いますのでぜひ見て、覚えて、そして試してみて下さい(^^)
席を確保する
レストランへ入ったらまずテーブルにつきます。
ドイツは基本的に「空いている席に勝手に座る」でOKなのですが、予約席などで座って良いのかよく分からないときもあります。(予約席には大抵Reserviertと書かれた席札が置いてあります)
ですので明らかに空席があるとき以外、私はよく近くにいるウェイタ―さん(Kellner/Kellnerin)を捕まえて座って良いか確認します。
その時まずはしっかり挨拶しましょう。ドイツは挨拶「Hallo!」が大事です。
ハーベン ズィー ノッホ アイネン フライエン ティッシュ?
(空いてる席はまだありますか?)
ダーフ イヒ ミヒ ヒアー ヒンゼッツェン?
(ここに座っても良いですか?)
予約の多い店だとウェイターさんの方から先に
ハーベン ズィー レザビアート?
(予約はしてますか?)
と聞いてくる場合もあります。
メニュー表をもらう
席に着いたら大抵すぐにメニューを持ってきてくれますが、忙しかったりするとたまに忘れられることも(^_^;)
そんなときは自分から声を掛けてメニューをもらいます。
コォノン ズィー ミアー アイネ シュパイゼカーテ ゲーベン?
(メニュー表を頂けますか?)
もしくは簡単に
シュパイゼカーテビッテ
(メニュー表ください)
でもOKです。
ドイツではお店の人を呼ぶときは大きな声を出して呼ぶのはNGです。
目を合わせて軽く人差し指を立てて手を上げるのがスマートです。
また大抵はテーブル担当制なので、担当の人以外を呼ぼうとしても来てくれません。
観光地であれば英語のメニューが必要か聞いてくれる場合が多いですが、自分から聞いてみるのもありですね。
ハーベン ズィー イングリシェ シュパイゼカーテ?
(英語のメニューはありますか?)
注文は大抵まずはドリンクだけすぐに頼みます。お店によっては席に着くと同時にドリンクを聞いてくることも!(゜-゜)
ドイツ人は「とりあえずビール」という感じなのかもしれません。
ドイツ語にはdas Menü(メヌュー)という言葉がありますが、これは定食と言う意味です。
飲み物を注文する
ドイツビールの種類
「とりあえずビール」の場合でも、ドイツにはたくさん種類があるので銘柄を言わないといけません。
ミュンヘンのレストランで良く見るビールは
・Weißbier (バイスビアー)…白ビール
・Helles(へレス)…淡いビール
・Dunkel(ドゥンケル)…黒ビール
・Radler(ラドラー)…ビールのレモン割
の4種類です。
お店によっては更に豊富な種類が用意されています。
ドイツ国内でもそれぞれの地域に地ビールが沢山あります!
またBier vom Fass/Fassbierと書かれているのは樽から入れるビールの事です。
注文するドイツ語
イヒ ヘッテ ギャーネ アイン ヴァイスビアー
もしくは
アインマル ヴァイスビアー ビッテ
どちらも「白ビールを下さい」と意味は同じですが、Ich hätte gerne~の方がこなれた感じです。
語学学校の先生は「~bitte.の言い方はA1までよ。ちゃんとIch hätte gerne~を使いなさい。」と言っていました。
使えるドイツ語☆【お肉屋さん編】でもこの表現を紹介しています。
Ich hätte gerne~ +Akk(4格)で文をつくる
イヒ ヘッテ ギャーネ アイン ヴァイスビアー
の注文方法をご紹介しましたが、他の飲み物を注文するときは赤のライン部分をAkkusativ(4格)に入れ替えます。
・お水(ガスなし)の場合→ein stilles Wasser (das Wasser【中】)
・リンゴジュースの場合→einen Appfelsaft (der Saft【男】)
・コーヒーの場合→einen Kaffee (der Kaffee【男】)
食事を注文する
ドリンクが出てきたタイミングで食事を注文することが多いです。
もしそれまでに決まっていなければ
アイネン モメント ビッテ.
(少し待ってください)
と言えば後でまた来てくれます。
注文方法はドリンクと同じで(Ich hätte gerne~+Akk.)ですので割愛しますが、料理をシェアしたいときなどのフレーズをご紹介したいと思います。
料理をシェアしたいとき
ドイツでは基本的に1人ずつ食べたいものを注文し、シェアしません。
なのでお皿を下さいと言ったら不思議そうな顔をされたり、メインの皿と変わらない大きなお皿を持ってきてくれたりします(^_^;)
コォノン ズィー ウンス クライネ テラー ゲーベン?
((私たちに)小さいお皿を頂けますか?)
Wir möchten (die Gericht) teilen.
ヴィア モォヒテ (ディゲリヒト) タイレン
((料理を)分けたいのです)
と言うと大抵は持ってきてくれますが、そもそも取り皿のような小さいお皿がない場合もあるので、置く場所も考慮して頼むと良いと思います。
食事が運ばれて来たら
食事がすべて運ばれて来たらウェイターさんは
グーテン アペティート!
(どうぞ召し上がれ)
と言ってくれますので
ダンケ!
(ありがとう)
と答えてから食事を頂きます。
料理を食べきれなくて持ち帰りたいとき
ドイツの食事は日本に比べて量が多いです。レストランで食べ切れないこともしばしば・・・。
そんなとき、ドイツでは大抵の物は持ち帰ることができます。
カン イヒ ダス ミットネーメン?
(持って帰ることはできますか?)
コォノン ズィー ダス アインパッケン?
(包んでもらえますか?)
そしたらお皿を下げて包んで持ってきてくれるか、持ち帰り用の容器などを渡してくれますので、自分で詰めます。
ピザの場合は箱などではなく、アルミホイルだけを渡されることもあります(^_^;)
お味はいかがでしたか?
ドイツでは食事中、
シュメクトグット?
(美味しいですか?)
もしくは食後お皿を下げる時に
ハーベンズィーゲシュメクト?
(美味しかったですか?)
などとウェイターさんが聞いてきます。
特に問題なければ
/Ja, das schmeckt gut.
ヤー,ゼア グット./
ヤー,ダス シュメクト グット.
(美味しいです)
と答えればOKです。
またお皿を下げるときにデザートやコーヒーは?と聞かれることもあります。
お会計の時に使えるドイツ語
食事がおわったらお会計です。
ツァーレン ビッテ.
(会計お願いします)
と伝えて席で待ちます。ドイツは基本テーブル会計です。
ツザメン オーダー ゲトレント?
((会計は)一緒か別々どっち?)
と聞かれた場合は、希望の方を伝えるだけです。
まとめて支払う場合は
ツザメン ビッテ.
別々に支払う場合は
ゲトレント ビッテ.
と伝えます。
ドイツでは食事をシェアしない為か、お会計もまとめてではなく1人ずつ自分の分だけを支払うのが一般的です。
チップの相場とお金の払い方
レシートや請求書を渡されたら金額を確認し、チップ(das Trinkgeld:トリンクゲルド)を上乗せして支払います。
ドイツでは5~15%などと言われていますが、普通のレストランやカフェでは切りよい金額に切り上げるくらいで大丈夫です。
反対に、高級レストランなどではそれ相応のチップを付けるのがマナーのようです。
例:18.90ユーロの場合
カードで支払う
ミット デア カーテ ビッテ
と伝えます。
カードリーダーをテーブルに持ってきてその場でお会計をする場合は、カードを渡した時に支払う金額を伝えます。この場合、PINコードの入力になりますのでコードを覚えておきましょう。
ウェイターさんがレジへ持って行ってカードを切る場合は、口頭もしくはレシートにチップを付けた金額を書いてカードと一緒に渡します。
現金で支払う
①20ユーロを渡してお釣りを受け取らない
シュティムト ゾー.
(お釣りは結構です)
②50ユーロを渡して30ユーロのお釣りを受け取る
ツヴァンツィヒ オイロ ビッテ.
(20ユーロでお願いします)
会計後、お店を出るまで
全員の会計が済んだら
ダンケ!シューネン ターグ ノッホ.
/シューネン アーベント ノッホ.
(良い一日を/良い夜を)
などと言われますので
ダンケ,グライヒファルツ!
(ありがとう、あなたもね!)
と答えると良いです(^^)
おわりに
長くなりましたが、レストランでの食事の一連の流れをご紹介しました。
日本のレストランとはシステムが大きく異なるので、不便に感じることも多々ありますが、段々と慣れてくると思います。
特にお会計をして帰りたいのに、担当のウェイターさんが見当たらなくて困ると言うことがよくあります。
これを回避するには、ウェイターさんがお皿を下げに来た時に
と伝えておくとスムーズです。
お会計後はもうお店を出る雰囲気になるので、食後もお店でゆっくりしたいならお店を出る前にお会計をした方が良いかもしれません
また、ツアーなどで時間が限られている時は、料理が出てきた時に
イヒ モヒテ イェツト ベツァーレン
(今支払いたいです)
と言えば先にお会計をしてくれますので安心かと思います。
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