★このカテゴリーでは私が語学学校で受けた授業の内容を順番通りにまとめたものをご紹介していきます。これから語学学校で勉強される方が、大まかな流れを知っておけば授業が受けやすいかなと思って作りました。ご参考になれば幸いです。
日本語にはないdoch
今回のテーマ「doch」(ドッホ)は日本語にはない表現です。
日本語では「ja=はい」「nein=いいえ」だけですが、ドイツ語の場合、相手の問いが否定的な表現なら「ja」ではなく「doch」で答えます。
「~ではないですか?」という否定的な問いに対して、その否定を打ち消すのが「doch=いいえ」になります。
「そんなことないよ!」と言う感じで否定を否定するイメージです。
会話では「Doch doch!=違う違う!」と続けて言うことも多いです。
Positiv | Negativ | |
普通の問い「~ですか?」 | Ja | Nein |
否定的な問い「~ではないですか?」 | Doch | Nein |
dochの使い方
例文を使ってご紹介したいと思います。
=今日映画館に行くの?
このおさるさんの質問は否定が入っていないので答え方はJa/Neinになります。
映画館へ行くなら⇒Ja.「うん、行くよ」
映画館へ行かないなら⇒Nein.「いいや、行かないよ」
=今日映画館に行かないの?
対してうさぎさんの質問は「行かないの?」と否定的な質問文になっていますので答え方はDoch/Neinになります。
映画館へ行くなら⇒Doch.「いいや、行くよ」
映画館へ行かないなら⇒Nein.「うん、行かないよ」
keinでもnichtでも否定文ならdoch/neinで答える
=今日は買い物に行かなかったの?
=昨日の夕飯食べてないの?
どちらの文も否定的な問いなので、「買い物に行っていた」「夕飯を食べていた」なら「doch.」、質問の通り「買い物に行っていない」「夕飯を食べていない」のなら「Nein.」で答えます。
日本語だと「今日は買い物に行かなかったの?」と聞かれたら「Ja.=うん、行かなかった」と答えるので、私はいつも間違えて「Ja.」と言ってしまい、「Doch.」の使い方がイマイチ分かっていませんでした。
先生も私が間違って「Ja/Nein」を使っていても理解してくれて特に訂正もなかったので、自分が間違って使っているのにしばらく気付かなかったです(^-^;笑
私の場合、学校の授業や友達と話しているうちに「みんな結構dochを使っているけどそういえば私全然使ってないな」と思い始め、自分の発言に注意を払うようにになり「あっ、今のはdochだった」と間違いにだんだん気付くようになりました。
日本語にはない表現で最後まで完璧に使いこなせなかった「Doch.」ですが、日本語で考えるとごっちゃになってしまうので、ドイツ語だけで考えた方が分かりやすいかもしれません。
まとめ
・「doch」は日本語にはない表現
・通常の疑問文に対してはJa/Neinで答える
例)Isst du Frühstück?=朝ごはん食べたの?
Ja⇒はい
Nein⇒いいえ
・否定的な疑問文に対してはDoch/Neinで答える
例)Isst du kein Frühstück?=朝ごはん食べなかったの?
Doch⇒いいや、食べたよ
Nein⇒うん、食べなかったよ
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