★このカテゴリーでは私が語学学校で受けた授業の内容を順番通りにまとめたものをご紹介していきます。これから語学学校で勉強される方が、大まかな流れを知っておけば授業が受けやすいかなと思って作りました。ご参考になれば幸いです。
★ドイツ語が読めない方向けにフリガナを振っていますが、正確な発音とは多少異なります。フリガナは参考程度にご覧ください。
前回は名前の言い方と尋ね方について勉強しました。
そして尋ねる相手(Sie)(du)によって動詞が変化すること、sein動詞についても少し触れました。
今日は「調子はどう?」と相手の様子を尋ねる決まり文句のようなドイツ語の受け答えについてです。
Wie geht’s ?
Wie geht’s?(ヴィ ギーツ?)=元気?とDuで話す相手に使う言葉です。
正式にはWie geht es dir ?(ヴィ ギート エス ディアー?)ですが省略して使われます。
Sieで話す相手の場合は省略せずに
Wie geht es Ihnen ?(ヴィ ギート エス イーネン?)と言います。
この挨拶はHallo!!などの挨拶とセットで使われる事が多く決まり文句のようなものなので、聞かれた方は気軽に答える感じです。
返事のバリエーション
・Sehr gut ,danke.(ゼア グット ダンケ)
=とても元気、ありがとう。
・Gut,dakne.(グット ダンケ)
=元気、ありがとう。
・Es geht so.(エス ゲート ゾー)
=まぁまぁ。
・So lala.(ゾー ララ)
=まぁまぁ。
・Schlecht.(シュレヒト)
=悪い/良くない
・Nicht gut.(ニヒト グット)
=悪い/良くない
よっぽど体調が悪い時は別ですが、軽い挨拶なので「Sehr gut ,danke.」もしくは「Gut,dakne.」と答えるのが無難だと思います。
そして相手に「元気?」と聞かれたら自分も聞き返すまでがセットの様です。
duの相手→Und dir?(ウント ディアー?)
Sieの相手→Und Ihnen?(ウント イーネン?)
会話の流れ
Duの場合
Sieの場合
duとSieの会話では赤文字の部分が変わります。
duの場合は相手のことをVorname(フォアナーメ)=下の名前で呼びますが、Sieの場合はFamilenname(ファミリエンナーメ)/Nachnama(ナハナーメ)=名字+さん付けで呼びます。
そして〇〇さんは男性ならHerr(ヘーァ),女性ならFrau(フラウ)と性別によって変わります。英語と同じですね☆
会話文の最後に出てくるAuch gut,danke.のAuch(アオホ)=~もという意味です。
Ich auch.=私も。になります。
敬称のSieは=日本語の敬語ではない
Nr.1の記事でも少し触れましたが、日本語では立場や関係性によって《Aさんは敬語で話してBさんは敬語で話さない》と言うことは良くありますが、ドイツ語では《Aさんがduで話してBさんがSieで話す》ということはありません。
必ずduかSieに揃えて話すことになります。
Sieは日本語の敬語表現とは異なりますのでご注意下さい。
授業ではdu=インフォーマル(informell:インフォーメル)、Sie=フォーマル(formell:フォーメル)な会話だと教わりました。
今回のまとめ
挨拶+元気?は会話の始まりとしてセットでよく使われる
duでの会話=下の名前(Vorname:フォアナーメ)
Sieでの会話=男性ならHerr,女性ならFrau+名字(Familenname)で〇〇さん
敬称のSieは=日本語の敬語ではない
語学学校に通いだして、複数の先生におススメされたテキストです。
このテキストをプリントして授業で使う先生も何人かいました。
A1からB1までの文法がわかりやすく説明されていて、
練習問題もあるので文法学習に最適です。