★このカテゴリーでは私が語学学校で受けた授業の内容を順番通りにまとめたものをご紹介していきます。これから語学学校で勉強される方が、大まかな流れを知っておけば授業が受けやすいかなと思って作りました。ご参考になれば幸いです。
Komparativ:比較級とは
比較級はその名の通り2つのものを比べて「AよりもBの方が大きい」「BよりもAの方が高い」と表現する文法です。
比較級のルール
①比較級を表す場合、形容詞の終わりに-erが必ず付きます。
②形容詞によってはウムラウトが付きます。
比較級の代表的な形容詞
上記のルールに沿って、比較級でよく使われる単語をいくつか挙げておきます。
形容詞 Adjektiv |
原型 Positiv |
比較級 Komparativ |
大きい | groß | größer |
小さい | klein | kleiner |
長い | lang | länger |
速い | schnell | schneller |
遅い | langsam | langsamer |
興味深い | interessant | interessanter |
健康な | gesund | gesünder |
特殊な変化をする比較級
比較級のルールに当てはまらず、独自の変化をする形容詞がいくつかあります。
形容詞 Adjektiv |
原型 Positiv |
比較級 Komparativ |
良い | gut | besser |
たくさんの | viel | mehr |
よろこんで | gern | lieber |
この他、ルール通りに変化するが下記のように省略されるパターンもあります。
形容詞 Adjektiv |
原型 Positiv |
比較級 Komparativ |
高い(高さ) | hoch | hö |
高い(価格) | teuer | teu |
暗い | dunkel | dunk |
比較級:Komparativの文の作り方
例:Auto1はAuto2よりも速い
Auto1 ist schneller als Auto2.
例:兄は父より背が高い
Mein Burder ist größer als Vater.
例:私はコーヒーより紅茶が好きだ(紅茶を飲むのが好きだ)
Ich trinke lieber Tee als Kaffee.
このように比較級の文は
主語+Komparativ(比較級)+als+比較対象
で作られます。
alsという単語は他にも意味がありますが、比較級で使われるときには「~より」という意味になります。
「同じくらい」と表現する場合
これまで書いてきたようにどちらか一方が「速い」や「遅い」と差があるときは比較級+alsで表現できますが、どちらも「同じくらい速い」「同じくらい遅い」場合は下記のように表します。
例:劇場は映画館と同じくらい面白い
Theater ist genauso interessant wie Kino.
例:レナとミアは同じくらい走るのが速い
Lena und Mia laufen genauso schnell.
このように「同じくらい」と表現するには
主語+genauso+Positiv(原型)+wie+比較対象
となります。
形容詞は比較級の形には変化せず、そのまま使います。
まとめ
・比較級のルール
①形容詞の語尾が-erになる
②「a」「o」「u」はウムラウトに変化させる(すべてではない)
・ルールに当てはまらず独自に変化する形容詞
gut → besser
viel → mehr
gern → lieber
・比較級の文の作り方
主語+Komparativ(比較級)+als+比較対象
・「同じくらい」という文の作り方
主語+genauso+Positiv(原型)+wie+比較対象
語学学校に通いだして、複数の先生におススメされたテキストです。
このテキストをプリントして授業で使う先生も何人かいました。
A1からB1までの文法がわかりやすく説明されていて、
練習問題もあるので文法学習に最適です。